抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
極域,特に南極における各国および日本の無人機観測の動向と筆者が関わった観測・運用の実際と課題について述べた。日本の南極観測隊が無人機を南極に持ち込むのは第48次観測隊(2006年~2008年)の夏隊<2003年~2007年である。氷上滑走路を利用し3機種の無人機が持ち込まれたが成功したのは1機種で高度1200mまでのエアロゾルの観測に成功している。低温環境でのバッテリーの動作特性などについて理解と対策について見通しを得た。2010年末~2011年2月にかけて無人機による空中磁場探査が行われた。2012年~2013年にかけて気球に懸吊した滑空無人機にエアロゾル観測装置とエアロゾルサンプリング装置を搭載し,無人機回収用パラシュートによるデータ回収が行われた。今後無人機をオーロラやオゾンホールなどの観測で新たな科学的成果も期待されている。