抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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牛群検定で得られるデータを活用して,生産乳量を増やす方法を紹介した。平均搾乳日数の改善,泌乳持続性の改善,乳期乳量の改善に関する方法である。この三つの方法を独立して行なうのではなく,総合的に取り組むことで効果が高くなる。平均搾乳日数の改善のポイントは,1)乾乳期の栄養管理を徹底して分娩後初回授精を推奨されている60日にする,2)観察を徹底して発情発見率を向上させる,3)発情観察の徹底と授精に関する新しい技術の導入により受胎率を上げる,ことである。泌乳持続性の改善ポイントは,1)飼料給与の改善による泌乳ピーク期の管理,2)搾乳方法および搾乳機器のチェック,3)遺伝的改良,である。乳期乳量の改善については,遺伝的改良について解説した。ポイントは,1)総合指数(NTP)を利用して国内種雄牛トップ40から種雄牛を選択する,また輸入精液の利用でもNTPで上位のものを利用する,2)雌牛についても総合指数や産乳成分を利用して選択する,3)近交の回避,である。