抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,水難溶性医薬化合物の溶解性向上を目指して行った,均一で微細な結晶を製造するための取り組みについて述べた。具体的には,まず,装置内の状態を均一に保つことのできるミリリットルスケール晶析装置を用いて行った,グリシンおよびL-アラニンの貧溶媒晶析について,その結果を従来の晶析装置(半回分晶析装置とMSMPR型連続晶析装置)による結果と比較しながら説明した。続いて,冷却晶析において微結晶の製造に適した超高過飽和状態を作り出すために,低過飽和状態における結晶核の発生を阻害する操作を行ったので,この取り組み(水難溶性医薬化合物の1つであるイブプロフェンを対象に,その過飽和溶液をマイクロ波を照射しながら冷却することによって,結晶核の発生を抑えながら超高過飽和状態となる低温まで冷却することを試みた実験)の詳細な内容および結果について報告した。