抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究においては,日本からの107の棒鋼と中国からの26の棒鋼のランダムサンプルを調べた。Cu,Cr,Ni,およびSnのような不純物元素の各試験片の元素組成を分析した。特定の不純物元素の組成を用いて電気アーク炉棒鋼を区別した。不純物元素の分布を日本の棒鋼について得て,以前の調査よりも大量のサンプルを表している。中国のサンプルについてのものは初めて発表されたデータである。日本の棒中の四つの元素の組成は中国の棒中のそれらよりも統計的に顕著に高い。日本と中国のサンプルのCu量の間の大きな差異および日本と中国のサンプル中のNiとCrの両方に対するCuの比率の統計的に顕著な差異により,銅ベース材料は中国において高い比率で鋼スクラップから分離されていることが強く思われる。CuとCr組成の間の関係が銅ベース材料とCr汚染に寄与する特殊鋼の混合が日本と中国の間で異なることを示した。各国についてのCr組成の分布は他の元素よりも大きな標準偏差を持った。中国のサンプルにおけるCrとNi組成の比率は2.25以下でステンレス鋼中の18%Crと8%Niに起因する。ステンレス鋼以外の材料からNiが含まれることが明らかとなった。(翻訳著者抄録)