抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,画像のビット長伸長を高品質に行うための新たな補間手法を提案した。本方法の利点は,階調補間問題の次元を減らして簡略化できること,出力結果の画像が滑らかな階調変化を持つことであった。これまでは画像の疑似輪郭から滑らかな階調変化を再構成する処理は,画像における疑似輪郭の大きさや形状が一定でないため,非常に複雑で難しい問題とされてきた。著者らは,ポアソン方程式を用いて補完問題の次元を分割することで,問題の簡略化に成功した。さらに関数の微分可能性から,出力される画像関数が滑らかであることが保証された。本手法のプロセスは,一次元座標上での階調補間,ポアソン方程式の解の最適化の二つの部分に分けられた。前者の階調補間手法を改良することにより,補間結果の画質向上が期待できた。さらにポアソン方程式は任意の次元で定義可能なことから,本研究の考えは,高次元空間における問題にも応用できる可能性があると考えられる。