文献
J-GLOBAL ID:201502214776675938   整理番号:15A1033672

栄養欠乏腫瘍細胞は優先的に細胞表面のグリコシル化を維持するためにシアル酸を用いる

Nutrient-deprived cancer cells preferentially use sialic acid to maintain cell surface glycosylation
著者 (7件):
資料名:
巻: 70  ページ: 23-36  発行年: 2015年11月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
腫瘍は腫瘍発達の様々な段階で悪性細胞が経験する栄養欠乏によって形成される異常なエネルギー代謝によって特性付けられる。本研究はシアル酸補給に対する栄養欠乏腫瘍細胞とそれらの非悪性対応物の応答を調べ,細胞が無視できる量のこの糖をエネルギーとして利用することを見出した。代わりに,細胞は相補的な機構を介して細胞表面のグリコシル化を維持するためにシアル酸を使用する。まず,グリカン生合成に必要な重要な代謝物(例えば,UDP-GlcNAcおよびCMP-Neu5Ac)のレベルは維持されるかまたはNeu5Acの補給によって増加する。シアリルトランスフェラーゼ発現はmRNAと蛋白質の両方のレベルで一致して増加し,全細胞レベルと同様にシアリルトランスフェラーゼ活性を測定する生化学的アッセイにおいてシアリル化増加を促進した。これらの実験の過程で,シアル酸媒介エネルギー枯渇への耐性,一貫してより堅牢なシアル酸媒介グリカン提示,および,新成シアログリカンの特有細胞表面対内部小胞提示を含む正常な対応物から,腫瘍細胞を分化したいくつかの重要な違いが現れた。最後に,腫瘍の進行に関与する特異的マーカーに対するシアル酸補充の影響を遊走アッセイにおいてシアル酸補充細胞の対応する機能と同様にEGFR1とMUC1の発現とシアル化レベル測定により示した。これら両方の知見は,栄養欠乏腫瘍細胞のシアル酸補充の生物学的基礎に基本的な洞察を提供し,診断および予後ツール開発への扉を開く。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫ようの化学・生化学・病理学  ,  代謝一般 

前のページに戻る