抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,建材である漆喰の原料として用いられているCa(OH)
2の炭酸化による固化反応に着目し検討した。Ca(OH)
2は,ホタテ貝殻を高温で焼成することで得られるCaOの水和反応により容易に得た。CaOを硬化体の原料に加え,水和により生成した廃貝殻由来Ca(OH)
2に炭酸化を施すことで耐水性の高い硬化体を作製した。得た硬化体を脱リン剤として検討した。石膏の溶解に起因する硬化体表面の崩れ抑制が分かり,石膏と貝殻粉のみで作製した硬化体と同様,炭酸化処理を行った硬化体でも浸漬時間10日の時点で約80%程度の優れたリン除去能,等を示した。