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J-GLOBAL ID:201502214811266043   整理番号:15A0812299

酸素燃焼におけるスクラビングによるCO2品質管理:スクラバのナトリウム溶液中でのS(IV)酸化による速度制限および廃棄前の処理

CO2 quality control through scrubbing in oxy-fuel combustion: Rate limitation due to S(IV) oxidation in sodium solutions in scrubbers and prior to waste disposal
著者 (3件):
資料名:
巻: 39  ページ: 148-157  発行年: 2015年08月 
JST資料番号: W2325A  ISSN: 1750-5836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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酸素燃焼は有望なCCS技術であり,商業化前に示されている。スクラバによる圧縮前のSO<sub>2</sub>低減は,酸素燃焼システムの一般的な特徴である。このスクラバはナトリウム溶液を使用する。CO<sub>2</sub>回収後のナトリウムに基づくスクラバ産物は,Na<sub>2</sub>SO<sub>3</sub>およびNaHSO<sub>3</sub>を含んでいる。ガス相にO<sub>2</sub>が存在することで液相中の,硫黄関連化学種(例えば,SO<sub>3</sub><sup>2-</sup>やHSO<sub>3</sub><sup>-</sup>)は硫酸塩に不可逆的に酸化される。これら硫黄関連化学種は,S(IV)と書き留めた。S(IV)の酸化はスプレー塔の高さに沿ってpHの変化により変化した。異なるpHでのS(IV)酸化速度の研究は,S(IV)の酸化程度の評価およびSO<sub>2</sub>の吸収速度へのS(IV)の影響の理解の助けになった。気液反応器と液体反応器を用いて,S(IV)の不均一酸化と均一酸化を研究した。不均一実験は,気液反応器で行った。不均一酸化では,S(IV)の酸化はpH5.48でpH低減の結果となり,SO<sub>2</sub>は脱離し始めた。このpH低減で,S(IV)の酸化速度は変化した。0.01MのS(IV)の酸化はpH>5.48で安定した。S(IV)の酸化速度はpH<5.48で44.5%低下した。均一酸化ではS(IV)の酸化速度は,pH>5.6で,pHにより変化せず,4.53<pH<5.では,pHの低下と共に劇的に低下し,pH<4.53では,変化しなかった。S(IV)の酸化は多分SO<sub>3</sub><sup>2-</sup>の酸化による。不均一と均一酸化の比較では,pH>5.48のS(IV)の不均一酸化速度が液相物質移動制御領域に位置することを示した。pH5.48以下では,S(IV)の不均一酸化速度は均一酸化速度ほどには低下しなかった。これは,多分,SO<sub>2</sub>が脱離して酸化のためのSO<sub>3</sub><sup>2-</sup>になったことで,S(IV)の不均一酸化速度が増強されたためである。これらの結果は,吸収後のナトリウム溶液の廃液処分に関する含意を有した。排出溶液中のS(IV)の酸化は,最終的pHを約4にするので,廃棄前にNa<sub>2</sub>SO<sub>3</sub>に中和する必要がある。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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環境問題  ,  酸化,還元  ,  有害ガス処理法  ,  硫黄とその化合物 

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