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J-GLOBAL ID:201502215081325494   整理番号:15A0224932

札幌,つくば,那覇におけるUVインデックストレンドに対するオゾン全量の影響

UV Index Trends and Effects of Total Ozone at Sapporo, Tsukuba and Naha
著者 (3件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 27-34  発行年: 2015年01月10日 
JST資料番号: S0850A  ISSN: 1341-4178  CODEN: TKGAFA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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気象庁の測定によると,1990年代半ば以降は,札幌,つくば,那覇のいずれにおいてもオゾン全量が増加しているにもかかわらず,地上紫外線量が減少していない。この一見矛盾する現象の特性を理解するために,札幌,つくば,那覇の気象庁による正午のブリューワー分光光度計による紫外線分光観測データについて,オゾン全量の影響を受けるUVインデックス(290~400nm)とオゾン全量の影響を受けない長波長UVインデックス(UVAインデックス;324nm観測値に基づき計算)の時系列データを比較した。その結果,UVAインデックスとUVインデックスの比(UVA/UV)の有意な増加傾向が検出されたのは札幌のみであり,つくば,那覇においては変化がない,またはわずかな減少傾向が見られた。すなわち,オゾン全量の影響を検出することができたのは札幌のみであった。UVインデックスに対するオゾン全量の影響は,つくば,那覇では小さいか,または他の要因に隠されていることが考えられる。上記の結果について,airmass factorの考慮,エアロゾルの粒径の変化等を組み合わせて説明することが有効であると考えられるが,実際の変化についてさらなる検討が必要である。(著者抄録)
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分類 (1件):
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大気質調査測定一般 
引用文献 (15件):
  • Angstrong. A: On the atmospheric transmission of sun radiation. II, Geografiska Annaler, 2-3, 130-159 (1930)
  • 伊藤朋之,上野丈夫,梶原良一,下道正則,上窪哲郎,伊藤真人,小林正人:地上到達紫外線量の監視技術の開発-オゾン層変化に伴う地上到達紫外線量の変化のスペクトル観測による評価-,気象庁研究時報,43(5), 213-273 (1991)
  • 環境省:平成24年度オゾン層等の監視結果に関する年次報告書,http://www.env.go.jp/earth/report/h25-04/full.pdf(2014.8.31アクセス)
  • 気象庁:月平均オゾン全量の数値データ,http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/ozonehp/info_ozone.html(2014.8.31アクセス) (2014a)
  • 気象庁:オゾン層観測報告:2010, 38 (2011)
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