抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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太陽熱淡水化装置は,家庭用と農業用の両側面に対して新鮮水の理想的供給手段である。これは太陽エネルギーの最重要で有望な応用の一つである。太陽熱淡水化装置の簡単で一番実証されているタイプは単一水盤タイプであるが,これの熱的性能には制限がある。単一水盤型太陽熱淡水化装置の生産性を向上させるために種々の手法を適用した多くの研究論文が報告されている。二重,三重およびマルチ効果水盤,垂直型水盤,管状型太陽熱淡水化装置,翼付きおよび波状太陽熱淡水化装置,および階段型太陽熱淡水化装置等の異なる設計アイディアに基づく太陽熱淡水化装置の総説を行なった。種々の配置に対する詳細なコスト分析を行なった。太陽熱淡水化装置の性能に影響する種々のパラメータについて記載した。二重水盆の日生産性は単一水盆に比べて平均で36%高いことがわかった。変換吸収体三重水盆太陽熱淡水化装置の収率は,二重および単一水盆吸収体太陽熱淡水化装置よりかなり高いことがわかった。垂直水盆の最適面積は3.5m
2である。管状太陽熱淡水化装置に対する結果から,非冷却の場合に比べて,冷却用空気流れにより生産性が約32.8%増大し,冷却水流れによりさらに約59%増大することがわかった。翼,スポンジおよび礫岩を使用すると,階段状太陽熱淡水化装置の性能は最大で約98%増大する。階段状太陽熱淡水化装置の最大生産性はトレーの深さと幅が各々5,120mmの時に得られ,従来型の淡水化装置に比べて57.3%高いことがわかった。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.