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J-GLOBAL ID:201502215218168596   整理番号:15A0556179

ジチオカーバメート系殺菌剤の1代謝物であるジメチルジチオカルバメートの沿岸環境における確率的濃度に基づく主要リスク評価

Primary risk assessment of dimethyldithiocarbamate, a dithiocarbamate fungicide metabolite, based on their probabilistic concentrations in a coastal environment
著者 (10件):
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巻: 131  ページ: 225-231  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ジチオカルバマート(DTC)殺菌剤の代謝産物であるジメチルジチオカルバマート(DMDC)の広島湾沿岸環境における確率論的環境濃度分布(ECDs)に基づき,DMDCの主要生態系リスクを評価した。また,それらの挙動と時間的な傾向も考察した。これは環境海水及び海洋底質試料からDMDCを確認した最初の報告である。海底付近の海水中のDMDC濃度は海面付近の海水よりもかなり高かった,これは底質からのDMDCの海水中への溶出と海面でのDMDCの光分解に関係している。更に,季節的には4月から6月に濃度が高くなり,被曝生物種へのリスクの時期的変動が示唆された。階層ベイズ解析は表面海水,底部海水及び底質中のDMDCのECD(環境濃度分布)の平均(中央値)と範囲(第5及び第95百分位値)を与え,それぞれ,0.85ngL-1(0.029,22),12ngL-1(3.2,48),及び110ngkg-dry-1(9.5,1200)であった。DMDCとDTCsが水生生物の類似の毒性をもつと考え,水中へのこれらの存在は生物学的に関係してくる。要約すると,広島湾におけるDTCとその誘導体DMDCの生態学的リスクは比較的高く,DTCsは海洋汚染,特に底層海水の汚染に関して今後の研究の優先課題となろう。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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農薬  ,  海洋汚濁 

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