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J-GLOBAL ID：201502215241834014   整理番号：15A1240248

バインダー技術 4.リチウムイオン電池用PVDFバインダー

著者 (1件)： 鈴木孝典 (アルケマ 京都テクニカルセ)
資料名： 接着の技術  (Adhesion Technology, Japan)
巻： 35  号： 2  ページ： 17-21  発行年： 2015年09月30日 
JST資料番号： G0890B  ISSN： 0289-8225  CODEN： SGIJE7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リチウムイオン電池の正極用バインダーとしてポリフッ化ビニリデン(PVDF)が使用されているが,溶媒のN-メチルピロリドン(NMF)の有害性が問題となっている。そこで,乳化重合で作製したPVDFを開発した。これを正極用バインダーとして使用し,電池を作製したところ,優れた電池特性が得られた。増粘剤,接着性向上剤の添加,高乾燥温度と言った問題点はあるが,脱NMFの可能性を見出すことができた。更に,セパレータの被覆材料,集電箔用下塗り剤としての用途も期待できる。

シソーラス用語： *ポリフッ化ビニリデン ,  *粘結剤 ,  *リチウムイオン電池 ,  製品 ,  *乳濁液 ,  電極材料 ,  乳化重合 ,  カルボキシメチルセルロース ,  増粘剤 ,  粘着剤
準シソーラス用語： *正極材料 ,  *製品紹介

分類 (3件)： ハロゲン含有重合体  (YH07100Z) ,  応用物理化学的操作・装置  (XE03000E) ,  二次電池  (YB04030K)

物質索引 (1件)： N-メチルピロリドン

引用文献 (3件)：

• 河野公一 "ポリオレフィン微多孔膜リチウムイオン2次電池セパレータの最新技術" 知の市場講演資料, p.28 (2013).
• J-NET 21 「REACHにまつわる最近のニュースから (41)-SVHC,制限に関連する最近のき-" http://j-net21.smrj.go.jp/well/reach/column/130816.html (2015/06/10アクセス).
• 特許庁 "平成21年度 特許出願技術動向調査報告書 リチウムイオン電池" p.28, https://www.jpo.go.jp/shiryou/pdf/gidou-houkoku/21lithium_ion_battery.pdf (2015/06/10アクセス).

タイトルに関連する用語 (3件)： バインダー ,  リチウムイオン電池 ,  PVDF