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J-GLOBAL ID:201502215532236114   整理番号:15A0876697

線維症を治療するためのNox4調節メソポーラスシリカ系ナノ粒子を用いるHSP47 siRNAの皮膚送達

Dermal delivery of HSP47 siRNA with NOX4-modulating mesoporous silica-based nanoparticles for treating fibrosis
著者 (10件):
資料名:
巻: 66  ページ: 41-52  発行年: 2015年10月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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強皮症のような線維性疾患は,酸化ストレスの増加と線維化促進遺伝子の上方制御に関連している。最近の研究は,線維性疾患につながる過度のコラーゲン合成の誘発に際してNADPHオキシダーゼ4(Nox4)と熱ショック蛋白質47(HSP47)が役割を果たしていることを示唆した。本研究では,線維形成におけるNox4とHSP47の間の関係を解明し,線維症を治療するための新戦略としてこれらを完全に調節することを提案する。50nmのメソポーラスシリカナノ粒子(MSNP)コアとポリエチレンイミン(PEI)およびポリエチレングリコール(PEG)被覆から成るナノ粒子プラットフォームを開発した。このナノ粒子は,TGF-β刺激線維芽細胞を基にした線維症のin vitroモデルにおいてHSP47を標的とする低分子干渉RNA(siRNA)(siHSP47)を効果的に送達した。MSNPコアはまたin vitro線維形成モデルで活性酸素種(ROS)を捕捉し,続いてNox4レベルを低下させることにより,抗酸化特性を付与した。ナノ粒子は,線維化促進マーカーの調節に対してn-アセチルシステイン(NAC)よりもはるかに優れていた。ヒト強皮症疾患と多くの類似点を共有しているブレオマイシン誘発性強皮症マウスモデルについてin vivo評価を行った。siHSP47-ナノ粒子の皮内投与は皮膚でのHSP47蛋白質発現を正常レベルまで効果的に低下させた。加えて抗酸化MSNPはまた,線維化促進マーカーであるNox4,α平滑筋アクチン(α-SMA)およびI型コラーゲン(COL I),さらにマウスの皮膚の厚さを低下させるのに重要な役割を果たした。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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医用素材  ,  皮膚の疾患  ,  皮膚疾患の薬物療法  ,  生物学的機能 
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