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J-GLOBAL ID:201502215547802395   整理番号:15A0302747

青色LED と青色粘着板を組み合わせたLED 反射型トラップによるミナミキイロアザミウマの誘引時間帯

Timing of the Attraction of Melon Thrips, Thrips palmi(Thysanoptera: Thripidae), to Reflective-type Traps Combined with Blue Sticky Board and a Blue LED Array
著者 (4件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 313-318 (J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: F0918A  ISSN: 0021-4914  CODEN: NIPTAR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ミナミキイロアザミウマ(アザミウマ)に対し,害虫防除へ利用が期待されるLEDと粘着板を組み合わせ,既存の粘着トラップより効率的に誘引できるトラップの開発を目指した。ナスが栽培されるビニールハウス内で,青色粘着板に青色LED(470nm)を照射した反射型トラップで,照射強度が誘引に及ぼす影響を検討した。また,反射型トラップの誘引時間帯についても検討した。対照として両方に無反射トラップも設置した。光源から20cmの距離で1.5×1017,3×1017,6×1017フォトン(m2・s)になるよう調整し,試験期間中24時間連続照射した。7月15~29日に粘着板はナスの株高に合わせ,ナスから30cm離れるようにし,設置位置はローテーションした。結果,LED照射により誘引成虫数が多くなり,照射強度3×1017で無照射トラップとの差が認められた。雌成虫が雄成虫に比べ多く誘引されるが,性と照射強度との間で相互作用の影響は有意ではなかった。また,反射型トラップは18~21時の時間帯で誘引成虫数が無照射トラップより有意に多く,特に雌成虫が雄成虫に対し有意に多かった。さらに誘引成虫数は少ないが,21~0時でも無照射より照射トラップが比較的多かった。
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分類 (2件):
分類
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物理的防除一般  ,  昆虫・ダニによる植物被害 
引用文献 (23件):
  • Chen, T. Y., C. C. Chu, G. Fitzgerald, E. T. Natwickand and T. J. Henneberry (2004) Trap evaluations for thrips (Thysanoptera: Thripidae) and hoverflies (Diptera: Syrphidae). Environ. Entomol. 33: 1416–1420.
  • 花田 薫 (2000) 最近話題の病害虫:スイカ灰白色班紋病.農業および園芸75: 97–102 [Hanada, K. (2000) Recent topics on pests: silver mottle disease of watermelon.Agriculture and Horticulture 75: 97–102.]
  • 加藤公彦 (2000) 最近話題の病害虫:メロン黄化えそ病.農業および園芸75: 103–107 [Kato, K. (2000) Recent topics on pests: melon yellow spot virus.Agriculture and Horticulture 75: 103–107.]
  • 河合 章 (2001) ミナミキイロアザミウマの個体群管理.応動昆45: 39–59 [Kawai, A. (2001) Population management of Thrips palmi Karny.Jpn. J. Appl. Entomol. Zool. 45: 39–59.]
  • 古味一洋 (2001) ミナミキイロアザミウマのネオニコチノイド系殺虫剤に対する感受性低下.四国植防36: 53–56 [Komi, K. (2001) Occurrence of spinosad resistance population of Thrips palmi Karny.Proc. Assoc. Pl. Protec. Shikoku 36: 53–56.]
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