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J-GLOBAL ID:201502215794607415   整理番号:15A1075032

中国中央部,陝西省,Shuangwang熱水性角礫金鉱床の成因モデル:流体包有物と安定同位体からの証拠

A possible genetic model of the Shuangwang hydrothermal breccia gold deposit, Shaanxi Province, central China: Evidence from fluid inclusion and stable isotope
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資料名:
巻: 111  ページ: 840-852  発行年: 2015年11月01日 
JST資料番号: E0267C  ISSN: 1367-9120  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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北西トレンドの角礫帯中に胚胎するShuangwang金鉱床(金資源量約70t)は西秦嶺造山帯のFenxian-Taibai前弧海盆に位置する。4ステージの鉱石共生が認められ,その鉱物組合せはアンケライト-石英-曹長石,石英-曹長石-黄鉄鉱-アンケライト,黄鉄鉱-方解石-石英,蛍石-ディッカイト-石膏である。ステージ1,2,3の熱水鉱物中に胚胎する流体包有物は均質化温度が300-463°C,220-340°C,100-279°Cで,塩度は22.7wt.%(NaCl相当)以下である。CO2-H2O流体包有物から見積った捕獲圧力は100-170MPa(KT8鉱体)から17-55MPa(KT2鉱体)への漸減を示し,これは3.8-6.4km(KT8)から0.6-2.1km(KT2)までの鉱化深度に対応する。水素及び酸素同位体データから,鉱化流体は変成水からマグマ水を経て終いには天水へと進化したことが示唆される。硫黄及び炭素同位体組成から,これらの流体は母岩との相互作用で生じ,若干のマグマ源流体を伴ったと考えられる。地球化学的研究を基に,広域及び鉱床の地質を併せて,3段階の鉱化過程を有する成因モデルを作成した。デボン紀のXinghongpu堆積岩は比較的高い金含量を特徴としており,これが最初の金の供給源であろう。三畳紀の造山過程時に形成された線状に並ぶ褶曲と断層は,その後の鉱化流体の通路と金鉱化作用に適した場所を提供した。後造山時マグマ活動は,堆積盆流体と混じった大量の熱水流体をもたらし,鉱化過程を開始させた。過剰な圧力は,水力破砕とその後の流体の沸騰をもたらす圧力低下とを引き起こし,これが大量の金を沈澱させる結果になった。後造山時のマグマ性熱水活動を被っているShuangwang金鉱床は,圧縮-展張転移の際に形成される特殊なタイプの造山性金鉱床と考えられる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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金属鉱床  ,  同位体地質学 

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