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J-GLOBAL ID：201502215832744766   整理番号：15A0912012

素形材加工の見える化・診断技術 誘導炉操業の見える化による溶解原単位低減

著者 (2件)： 田中克尚 (富士電機) ,  林靜男 (富士電機)
資料名： 素形材
巻： 56  号： 8  ページ： 8-14  発行年： 2015年08月20日 
JST資料番号： S0824A  ISSN： 0910-1985  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鋳造工場において電気エネルギーの大半を消費する溶解プロセスの省エネは,最重要の課題である。どこでどれだけのエネルギーを使用しているか常時見える化の必要性が叫ばれているが,運用している事業所はまだ少ない。そこで本稿では,溶解原単位低減の取り組みの効果が見える化機構を具備した最新の誘導炉について紹介する。まず,鋳造工場の電気の使用実態(65%が溶解プロセスで消費)と誘導炉溶解における原単位の運用状況(ばらつき1.4~1.5倍の開き)について解説した。その上で,今回の見える化装置を導入した結果判明した実態の一端を紹介した。次に,エネルギー使用最優良事業所での操業パターン事例(エネルギー損失「ロス」の低減,生産性向上)と溶解エネルギー原単位低減の原理原則(溶解エネルギー効率向上)について解説した。最後に,運転状況,使用電力量,各種データなどの見える化機構を具備した最新の誘導炉について紹介した。

シソーラス用語： *融解炉 ,  誘導炉 ,  *省エネルギー ,  電力消費 ,  エネルギー原単位 ,  エネルギー損失 ,  *可視化 ,  エネルギー効率 ,  鋳造工場 ,  環境保全 ,  高周波加熱 ,  監視装置 ,  遠隔監視 ,  *運転管理 ,  記録装置 ,  電力
準シソーラス用語： プロセス監視 ,  運転状況記録装置 ,  操業コントロール ,  損失最小化 ,  待機電力 ,  溶融炉

分類 (2件)： 炉,鋳造設備  (WC01070I) ,  エネルギー消費,省エネルギー  (WA01082V)

引用文献 (5件)：

• (一社)日本鋳造協会:2013年度エネルギー削減委員会報告資料
• 棚橋尚貴他:エネルギー利用効率化セミナー,鋳造工場向けエネルギー利用効率化システム「MiELCAST」について,2013-6-12
• 塩谷憲司:鋳造ジャーナル,2014-8月号,生産性向上による省エネ生産について
• 林靜男:鋳造ジャーナル,2013-5,6,7月号,誘導炉溶解プロセスにおける電気エネルギー低減へのヒント
• 林靜男:工業加熱,Vol.51,No.5,溶解プロセスにおける溶解原単位低減(原点に戻って考える)

タイトルに関連する用語 (7件)： 素形材 ,  見える化 ,  診断技術 ,  誘導 ,  操業 ,  溶解 ,  原単位