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J-GLOBAL ID：201502215859745488   整理番号：15A0642083

ラピディティー依存ジェットビートー

Rapidity-dependent jet vetoes

著者 (3件)： GANGAL Shireen (Deutsches Elektronen-Synchrotron(DESY), Hamburg, DEU) ,  STAHLHOFEN Maximilian (Deutsches Elektronen-Synchrotron(DESY), Hamburg, DEU) ,  TACKMANN Frank J. (Deutsches Elektronen-Synchrotron(DESY), Hamburg, DEU)
資料名： Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology  (Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology)
巻： 91  号： 5,Pt.A  ページ： 054023.1-054023.17  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： D0748A  ISSN： 1550-7998  CODEN： PRVDAQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ジェットビートーは,LHCでの種々の解析におけるシグナル選択で重要な役を果たしており,バックグランドを減少さすため,あるいは,終状態のハドロンジェット数に基づいたエクスクルーシブなカテゴリーであるジェットビンによるデータの分類のために用いられる。通常は,この分類はジェットの横運動量p_Tjを用いて行われる。この論文では,ジェットの横運動量にジェットラピディティーのなめらかな関数による重み付けを行ったジェットビートーを議論した。ラピディティー重み付け関数の適切な選択により,このようなジェットビートー変数により,ソフト共線有効理論を用いた因子化と再和が可能で,精密な理論的予言が行えることを示した。したがって,それらは,相空間をエクスクルーシブなジェットビンに分割するための相補的な方法になる。特に,それらは,前方ラピディティーに近づくとビートー制限がより緩やかになるセントラルジェットへのしっかりとしたビートーを課す自然で理論的にはっきりとした方法となる。この議論は,任意のカラー1重項過程に適用できるが,具体性を持たせるため,グルーオン融合を通じたHiggs生成を例にとり,カラー1重項過程における0ジェットの場合に焦点を当てて議論した。ここで調べたジェットビートー変数の1つに対して,NLL’+NLOでの再和を行った理論的予言を,H→γγチャンネルにおけるATLAS実験による最近の微分断面積測定と比較しよい一致が得られることを示した。また,これらジェットビートー変数は測定でき,Drell-Yan,2光子,2弱ボソン生成などの他の標準模型過程の理論的予言に対してテストできることを示した。

シソーラス用語： ジェット【素粒子】 ,  *横運動量 ,  重み関数 ,  高次補正 ,  融合 ,  素粒子模型 ,  検出
準シソーラス用語： グルオン融合 ,  ソフト共線有効理論 ,  *ラピディティー ,  *事象検出 ,  重みづけ関数 ,  素粒子標準模型

分類 (2件)： ハドロンによって引き起されるその他の反応  (BF03100U) ,  強い相互作用の模型  (BF02040W)