抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本稿は,クラウドファンディングによる地域活性化に関し,擬似私募債の全体像とクラウドファンディングについて報告した。先ず擬似私募債に関し,擬似私募債の意義,特徴,メリット・デメリットを報告した。次に,事例として,足温ネット「えど・そら債」に関し,「えど・そら債」の概要,足温ネットのヒアリング等を報告した。更に,擬似私募債の法的課題に関し,擬似私募債の法的位置づけ,擬似私募債から「NPO債」へ,について報告した。最後に,擬似私募債とクラウドファンディングに関し,擬似私募債は顔の見える仲間内の貸し借りなので,「貸付型」(maneoなどのソーシャルレンディング)とは別のように思えること,但し,今後の技術の発展等により,「ネット擬似私募債」といった新しい手法が登場する可能性は否定できないこと,ソーシャルビジネスの当事者にとっては,使える資金調達手段は何でも使いたいというのが本音であろうこと,擬似私募債は金融機関借入,市民ファンド出資,クラウドファンディング(寄付型,購入型)などの資金調達手段と組み合わせて,静かに使われることになりそうであることを報告した。