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J-GLOBAL ID:201502215871939719   整理番号:15A0718321

近赤外プローブを積載した腫瘍浸透ナノ治療剤が乳癌の成長と転移を抑制する

Tumor-Penetrating Nanotherapeutics Loading a Near-Infrared Probe Inhibit Growth and Metastasis of Breast Cancer
著者 (9件):
資料名:
巻: 25  号: 19  ページ: 2831-2839  発行年: 2015年05月 
JST資料番号: W1336A  ISSN: 1616-301X  CODEN: AFMDC6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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腫瘍の成長と転移が乳癌の高い死亡率の主たる理由である。ここでは,乳癌の成長と転移の可能性ある光熱治療(PTT)のための,近赤外(NIR)プローブを積載し深く腫瘍浸透する光熱ナノ治療剤について初めて報告する。強い光吸収能を有する親油性蛍光カルボシアニン色素,1,1-ジオクタデシル-3,3,3,3-テトラメチルインドトリカルボシアニンヨウ化物(DiR)をPTT応用のためのナノ治療剤に封入した。DiRを積載したナノ治療剤(DPN)は,平均直径24.5±4.1nmを持つ均一なナノメーターサイズの粒子である。808nmレーザー照射に対して,DPNは,インビトロおよびインビボ両方においてフリーなDiRよりも優れた熱エネルギー生成を示した。転移性4T1乳癌細胞の細胞増殖と移動活性はNIR照射と組み合わせたDPNにより明瞭に抑制された。さらに,DPNは腫瘍内でより高い蓄積を誘起し,腫瘍組織内の深部に浸透できる。インビボPTT測定は乳癌の成長と転移がNIR照射を伴う単一DPN処理により完全に抑制されることを示した。そのため,深い腫瘍浸透DPNは,乳癌の腫瘍発達と転移のPTTに対する有望な戦略を与える。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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腫ようの実験的治療  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
物質索引 (1件):
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