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J-GLOBAL ID：201502215872929688   整理番号：15A1061679

ATM活性化の機構

Mechanisms of ATM Activation

著者 (1件)： PAULL Tanya T. (Univ. Texas, Texas)
資料名： Annual Review of Biochemistry  (Annual Review of Biochemistry)
巻： 84  ページ： 711-738  発行年： 2015年 
JST資料番号： A0490A  ISSN： 0066-4154  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ATMキナーゼは,DNA損傷応答における中心的な蛋白質であり,ATM遺伝子の変異により,血管拡張性失調症が引き起こされる。ATMキナーゼは通常は不活性であるが,DNA二本鎖切断(DSB)損傷が発生すると,Mre11/Rad50/Nbs1複合体と結合してDSB発生部位にリクルートされて活性化される。ATMキナーゼはPI3様キナーゼファミリーに属するリン酸化酵素であり,SQ/TQモチーフを持つ基質蛋白質をリン酸化する。ATMの活性化の機構ならびに他の蛋白質,翻訳後修飾,および酸化ストレスによるATM活性の制御,ATM活性を調節するホスファターゼ,DNA損傷と酸化ストレスに対するATM応答の制御などについての研究を概説した。本酵素のさらなる研究は,ATM遺伝子損傷における癌,血管拡張性失調症の治療のための有望な考えが提供できる。

シソーラス用語： *セリン/トレオニンキナーゼ ,  *血管拡張性失調症 ,  *二本鎖DNA切断 ,  DNA結合タンパク質 ,  *DNA修復 ,  核構成タンパク質 ,  タンパク質複合体 ,  翻訳後修飾 ,  酸化ストレス ,  酵素活性化 ,  細胞情報伝達 ,  ホスファチジルイノシトール3-キナーゼ
準シソーラス用語： *ATMキナーゼ ,  Mre11蛋白質 ,  Nbs1蛋白質 ,  PIKK ,  Rad50蛋白質

分類 (3件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J) ,  神経の基礎医学  (GN01020W)

タイトルに関連する用語 (2件)： ATM ,  活性化