抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本文は,鉄筋コンクリート構造物に十分な耐久性を持たせるために考え得る方法として,1)透水性,塩分拡散性を低下させるための鉱物質混和材の適切な利用,2)コンクリート中への有害物質の遮断方法としてのコンクリート表面被覆の適用についてその効果を考察するものである。本稿では,この劣化問題に対して,少なくても以下の4項目についての議論が必要であると考えた。1)透水性,透気性の極めて低いマトリックスの開発,2)コンクリートの積極的な保護,3)鉄筋の保護,4)耐久性の設計。ここでは,十分な耐久性を有するコンクリート構造物を建設するための基本的な考え方を以下の項目で紹介した。1)現在の設計基準について,2)コンクリート保護の必要性,3)ポルトランド系セメントの問題点,4)耐久性向土の鍵,5)コンクリートの保護(耐久性向上の鍵),6)表面被覆の保護性能,7)実環境における暴露試験。