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J-GLOBAL ID：201502216027268023   整理番号：15A0756755

回転の状態を変化させるヒドロキシルイオンとヘリウムとの冷たい衝突

Rotational state-changing cold collisions of hydroxyl ions with helium

著者 (9件)： HAUSER Daniel (Univ. Innsbruck, Innsbruck, AUT) ,  LEE Seunghyun (Univ. Innsbruck, Innsbruck, AUT) ,  CARELLI Fabio (Univ. Innsbruck, Innsbruck, AUT) ,  SPIELER Steffen (Univ. Innsbruck, Innsbruck, AUT) ,  LAKHMANSKAYA Olga (Univ. Innsbruck, Innsbruck, AUT) ,  ENDRES Eric S. (Univ. Innsbruck, Innsbruck, AUT) ,  KUMAR Sunil S. (Univ. Innsbruck, Innsbruck, AUT) ,  GIANTURCO Franco (Univ. Innsbruck, Innsbruck, AUT) ,  WESTER Roland (Univ. Innsbruck, Innsbruck, AUT)
資料名： Nature Physics  (Nature Physics)
巻： 11  号： 6  ページ： 467-470  発行年： 2015年06月 
JST資料番号： W2060A  ISSN： 1745-2473  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 冷分子は,基礎的精密計測,量子情報処理,量子制御化学から冷たい星間媒質までの多くの応用のために重要である。分子イオンは冷原子または冷イオンと衝突することによって同調的な衝突によって効率的に冷却することが知られている。しかし,基本的な冷却の道筋ついての利用できる知識は少ない。その理由は,低温における量子状態から量子状態への衝突速度の決定は実験的にも理論的にも途方もなく困難なことである。ここでは,非共鳴的な光脱離によって分子の量子状態を制御する方法について述べる。これに基づいて,ヒドロキシルアニオンとヘリウムとの回転的に非弾性的な衝突に対する完全な量子状態の制御の下での絶対量子散乱速度計数を与える。実験と量子散乱理論はパラメータを調節しなくても非常に良く一致する。非常によく似た速度係数が二つの異なる同位体について得られるが,それは異なるエネルギーにおいて現れる幾つかの量子散乱共鳴に関係する。ここで述べた方法は,多原子系にも応用可能であり,多原子炭化水素および蛋白質発色団における非放射過程についての知識を得る助けになるだろう。

シソーラス用語： 発色団 ,  *水酸化物イオン ,  *ヘリウム ,  *原子 ,  *冷却 ,  分子 ,  光脱離 ,  状態 ,  回転 ,  速度 ,  衝突 ,  *分子-原子衝突 ,  散乱理論
準シソーラス用語： *ヒドロキシルイオン ,  散乱速度 ,  量子状態 ,  *冷原子 ,  冷分子

分類 (1件)： イオンとの衝突・散乱  (BH04040Q)

タイトルに関連する用語 (3件)： ヒドロキシルイオン ,  ヘリウム ,  衝突