抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2024年の法人創立100周年に向けた,3つの設置校集約のための「キャンパス・マスタープラン」と,その布石として今回,法人創立90周年で整備が完了した新校舎群を紹介した。前者では骨格となる3つの施策を示し,後者ではキャンパス再構築に向けて具現化した計画をテーマごとに説明した。外装デザインは既存校舎より引き継いだ柱型の縦基調デザインとした。降雪へ配慮し,内部空間の可変性を可能とし,雪景色での力強い陰影を与え,遮光ルーバーの役割も期待できる。新校舎の設計・施工計画では,将来の自由度と可変性を考慮した3つのポイントを紹介し,PCa柱・梁,ハーフPCa床板,外端部をRC造,中央部をS造とする25mCSビームなど採用した工業化手法を説明した。また,将来10棟を超える校舎が生まれ変わることを考慮したサイン・インテリア計画について紹介した。キャンパス再構築に合わせた環境配慮構想として採用した,北国の自然を生かした環境計画(エネルギーセンターに集約した熱源供給,スマート化構想,雪冷熱利用空調など)について説明した。また,工事現場は実学系大学において生きた教材となったと共に,建物を落雪対策など実学研究の場としている例を示した。