ダイズのジギタリスアブラムシ抵抗性の新規なQTLsの検出

LEE Ju Seok; YOO Min-Ho; JUNG Jin Kyo; BILYEU Kristin D.; LEE Jeong-Dong; KANG Sungtaeg

文献

J-GLOBAL ID：201502216105980844 整理番号：15A0995714

ダイズのジギタリスアブラムシ抵抗性の新規なQTLsの検出

Detection of novel QTLs for foxglove aphid resistance in soybean

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巻： 128 号： 8 ページ： 1481-1488 発行年： 2015年08月
JST資料番号： D0382B ISSN： 0040-5752 CODEN： THAGA6 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：ドイツ (DEU) 言語：英語 (EN)

ジギタリスアブラムシ,Aulacorthum solani(Kaltenbach)は世界中で広範囲の植物に寄生するカメムシ目昆虫であり,作物に深刻な収量損失を引き起こす。本研究の目的は,野生ダイズ,PI366121(Glycine soja Sieb.and Zucc.)におけるジギタリスアブラムシ抵抗性の推定QTLを同定することであった。感受性のWilliams82とPI366121の交雑から開発した141のF₄由来のF₈組換近交系を用いた。植物全体の被害と初期の感染で,選択試験と非選択試験によって抗生作用と初期宿主抵抗性の表現型分離を行った。GoldenGateアッセイを用いた504の一塩基多型マーカーで,ゲノムワイドな分子連鎖地図を構築した。ジギタリスアブラムシ抵抗性の包括的混合間隔マッピング解析を用いて,染色体7上のひとつの主要な候補QTLと染色体3,6,18上の3つのマイナーなQTL領域を同定した。染色体7上の主要なQTLは抗生作用と初期宿主抵抗性の両方を示した。しかし,マイナーなQTLsは初期宿主抵抗性応答のみを示した。主要なQTLは以前Adams品種から同定されていたジギタリスアブラムシ抵抗性QTL,Raso1と異なる染色体にマッピングされた。韓国バイオタイプのジギタリスアブラムシに対する応答もRaso1と異なり,韓国バイオタイプのジギタリスアブラムシに対するPI366121の遺伝子は異なっていた。それゆえ,PI366121のジギタリスアブラムシ抵抗性遺伝子はRaso1と独立の遺伝子であると決定し,Raso2と名付けた。本結果は,新しいジギタリスアブラムシ抵抗性ダイズ品種の育種に有益であるに違いない。Copyright 2015 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.

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豆類 , 昆虫・ダニによる植物被害 , 分子遺伝学一般

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