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J-GLOBAL ID:201502216111285481   整理番号:15A1259386

化学合成したジカルバH2レラクシン類縁体は,強いRXFP1受容体活性を維持したが,インビトロ血清安定性で予期しない損失を示した

Chemically synthesized dicarba H2 relaxin analogues retain strong RXFP1 receptor activity but show an unexpected loss of in vitro serum stability
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巻: 13  号: 44  ページ: 10895-10903  発行年: 2015年11月28日 
JST資料番号: A0499C  ISSN: 1477-0520  CODEN: OBCRAK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ペプチドや蛋白質は,潜在的治療剤として,今や低分子への代替が実行可能として認識されている。その更なる広き拡大への,主たる制限は,血清酵素感受性と迅速な腎クリアランスのために,一般的にインビボ半減期が短いことである。この懸念に対処するための数多くの化学的アプローチが,最近着手されてきた。非還元元素でのジスルフィド結合の置き換えは,血清レダクターゼの有害効果を除くことに依る一つの有効な手段として示されてきた。特に,閉環メタセシスを介したジカルバ結合での置換は,多くの生物活性シスチンリッチペプチドへの応用が増加してきた。著者らは,このアプローチを,ヒトレラクシン2(H2レラクシン)のA鎖分子内ジスルフィド結合の置換に用いたが,心血管系と結合組織ホメオスタシスに重要な調節役割をもつ,インシュリン様ペプチドで,急性心疾患の治療で第IIIa相臨床試験の成功を導いた。二つのペプチド鎖の効率的固相合成の利用後,樹脂上で閉環メタセシスを行い,A鎖内にジカルバ結合を形成し,連続的に方向づけられた分子間ジスルフィド結合形成を介して,B鎖と脱樹脂により連結した。精製と包括的化学的特性化後に,二つの異性合成的H2レラキシン類縁体は,同等近くのRXFP1受容体結合と活性化性質を維持することが示された。予想に反して,類縁体のインビトロ血清安定性は,天然ペプチドに比し大きく減少した。円二色性分光法検討で,ジカルバ類縁体とH2レラキシン間の二次構造での微妙な差異が,全体の折り畳みは保持しているものの,ジカルバ類縁体の血清中の迅速な分解を説明し得る不安定化であると思われる。それゆえに,ペプチド安定性を増強するための一般的なアプローチとして,閉環メタセシスを用いる場合には,注意が必要である。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (4件):
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ペプチド  ,  分子構造  ,  ホルモン・サイトカイン・生理活性ペプチド一般  ,  循環系作用薬一般 
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