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J-GLOBAL ID：201502216113699844   整理番号：15A0832634

活性汚泥中のポリリン酸蓄積細菌におけるグリシンの細胞内蓄積,ダイナミックな嫌気-好気条件下での新規の蓄積機構

Intracellular Accumulation of Glycine in Polyphosphate-Accumulating Organisms in Activated Sludge, a Novel Storage Mechanism under Dynamic Anaerobic-Aerobic Conditions

著者 (5件)： NGUYEN Hien Thi Thu (Aalborg Univ., Aalborg, DNK) ,  KRISTIANSEN Rikke (Aalborg Univ., Aalborg, DNK) ,  VESTERGAARD Mette (Aalborg Univ., Aalborg, DNK) ,  WIMMER Reinhard (Aalborg Univ., Aalborg, DNK) ,  NIELSEN Per Halkjaer (Aalborg Univ., Aalborg, DNK)
資料名： Applied and Environmental Microbiology  (Applied and Environmental Microbiology)
巻： 81  号： 14  ページ： 4809-4818  発行年： 2015年07月 
JST資料番号： A0427A  ISSN： 0099-2240  CODEN： AEMIDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 廃水処理施設においてリンの除去に関与するポリリン酸蓄積細菌(PAO)は,嫌気状態で酢酸などの有機物を取り込む過程でリン酸を放出し,好気状態では放出した以上のリン酸を取り込みポリリン酸として蓄積する。強化された生物学的リン除去(EBPR)システムが知られている。本研究では有機物としてアミノ酸を利用するPAOについて解析した。活性汚泥に各種のアミノ酸を添加し,リン酸の放出を分析するとグリシンがもっとも有効であった。¹³Cで標識したグリシンを用いた分析により,このグリシンは未培養のTetrasphaera属菌によって取り込まれることが分かった。活性スラッジと精製培養Tetrasphaera elongataのグリシン取り込み,嫌気-好気サイクル中の細胞内及び細胞外代謝産物を¹³C-NMRで調べた。さらに2D-HSQCで代謝産物を定量した。T.elongataを用いた実験では,嫌気的条件において,標識されたグリシンおよびその代謝物が4mMの濃度まで細胞内に取り込まれ,好気的条件ではこれらの代謝物はすべて消費されることが示された。

シソーラス用語： *廃水処理施設 ,  *細菌 ,  *ポリリン酸 ,  代謝産物 ,  細胞内蓄積 ,  除去 ,  脱リン ,  廃水処理 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  *活性汚泥法
準シソーラス用語： *活性スラッジ法 ,  *Tetrasphaera elongata ,  ポリリン酸蓄積細菌 ,  強化生物学的リン除去 ,  菌体内蓄積

分類 (2件)： 下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H) ,  代謝と栄養  (EG03054K)

物質索引 (1件)： グリシン

タイトルに関連する用語 (7件)： 活性汚泥 ,  ポリリン酸蓄積細菌 ,  グリシン ,  細胞内蓄積 ,  嫌気 ,  好気条件 ,  蓄積