抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,企業において業務のマニュアル化の要請が強まっている。これは,企業の業務の効率化のために,競争力の源泉であるコア業務以外を外部にアウトソースする考え方が普及し始めており,これを可能とするためには,アウトソースする業務手順の明確化,マニュアル化が必要となるためである。また,社内でも,アルバイトを短期に戦力とするために,マニュアル化が必要となっている。さらにマニュアルは,企業のノウハウそのものであるという考え方があり,その重要性が高まっている。これらのマニュアルは,維持管理の作業に多大な稼働を必要とする。特に,類似のマニュアルを複数作成する場合には,その整合性を確保しつつ複数のマニュアルを維持・管理する稼働は膨大なものとなる。そこで,本研究では,内容に重複がある複数のマニュアルを,整合性が取れる形で作成するために,唯一のマニュアルの要素から,必要な部分を抽出し体裁を整える自動生成の手法を提案した。そして,実現の可能性を検証するため,実際にExcelベースの自動生成ツールを試作した。その結果,ダイアグラムや表を基本とした複雑なマニュアルでない限りは自動生成できることを確認した。