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J-GLOBAL ID：201502216142726389   整理番号：15A1280164

波力発電における電力単価低減への挑戦(ハイブリッドピストンポンプ式変速機の開発)

著者 (1件)： 渡部富治 (T-Wave Consulting Volunteer)
資料名： OTEC  (OTEC)
号： 20  ページ： 33-40  発行年： 2015年11月01日 
JST資料番号： L1159A  ISSN： 0916-2429  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 振子式波力発電装置(以下,本装置)は,波浪運動と高速回転(発電機)との結合に,油圧変速機(以下,HST)を使用する。本装置では,沖から進行した波を矩形水室内に導入し,壁で反射させて,定常波にする。その節部波動が往復水平運動することに着目し,節部に平板つき振子を吊り下げて,節部波動により振り子運動を起こさせ,HSTを介して高速定常回転に変換し,発電機駆動を行って電力を生み出す。この場合,振子運動(HSTを含む)は,波動と一体となり,波動と共振状態になる。本装置の振子振れ角の制限,ポンプ軸速度の遅さによる効率低下,摺動部のトライポロジー環境の超過といった問題点は,振子の極端な低速,極端な高トルク運動に起因しているので,振子の運動伝達部を,出来るだけ高速,低トルクの方へ移すことを模索した。具体的には,伝達動力の分散伝達機能を加えて,その中で増速運動が行われることにより,問題点が解決するメカニズムを創出した。なお,この研究内容は,風力発電における風車と発電機間の速度・トルクのミスマッチ問題と共通している

シソーラス用語： 再生エネルギー ,  海洋エネルギー ,  定在波 ,  *波力発電 ,  *発電設備 ,  *振り子 ,  原価低減 ,  減少 ,  価格 ,  電力 ,  平板 ,  機構 ,  往復運動 ,  水平 ,  波力エネルギー
準シソーラス用語： 往復水平運動 ,  *振子式波力発電装置 ,  定常波 ,  電力単価低減 ,  平板つき振子 ,  摩擦メカニズム

分類 (2件)： 海洋エネルギー  (LB03050M) ,  波浪,潮流  (DC06040R)

タイトルに関連する用語 (5件)： 波力発電 ,  単価 ,  ピストンポンプ ,  変速機 ,  開発