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J-GLOBAL ID:201502216174649483   整理番号:15A1169302

インスリン様成長因子II(IGF-II)は,IL-1β誘発性軟骨マトリックスの損失を抑制し,実験的変形性関節症における軟骨の整合性を促進する

Insulin-Like Growth Factor II (IGF-II) Inhibits IL-1β-Induced Cartilage Matrix Loss and Promotes Cartilage Integrity in Experimental Osteoarthritis
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巻: 116  号: 12  ページ: 2858-2869  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: D0326B  ISSN: 0730-2312  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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変形性関節症(OA)は,関節軟骨の破壊を特徴とし,痛みや障害を伴う広範囲の慢性関節疾患である。本研究では,インスリン様成長因子II(IGF-II)の発現が,ヒトのOA患者ならびに内側半月(DMM)不安定化マウス実験OAモデルにおいて,関節軟骨中で減少したことを見出した。初代ヒト関節軟骨細胞では,レンチウイルスによるIGF-IIの異所性発現は,炎症性サイトカインIL-1β誘導性NF-κB活性化だけでなく,異化遺伝子発現を阻害した。興味深いことに,IGF-IIは,かなり一般的に,IGF-Iによって活性化されるキナーゼであるERK1/2またはAktのリン酸化状態を,変化させなかった。代わりに,ホスホリパーゼC(PLC)の活性を誘導し,PLC阻害剤はIL-1βに対するIGF-IIの阻害活性をブロックし,この活性は,PLCを介して媒介されることを示唆した。さらに,IGF-IIは,軟骨基質量を増加させ,in vitroでの外植ヒトOA軟骨培養においてMMP13タンパク質の発現を減少させた。In vivoでのDMMモデルでは,レンチウイルスIGF-IIの関節内注射は,軟骨基質量の強化を導き,MMP13タンパク質の発現を減少させ,ならびに骨棘形成および軟骨下骨硬化症を減少させた。したがって,本結果は,IGF-IIが,軟骨の完全性を促進し,OA膝関節破壊を止めることができることを示唆している。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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運動器系の基礎医学  ,  サイトカイン  ,  骨格系 

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