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J-GLOBAL ID:201502216194598907   整理番号:15A1262105

PARP阻害剤PJ34はBMP-2シグナリング経路の調節によりマウス間葉幹細胞の骨形成分化を抑制する

PARP Inhibitor PJ34 Suppresses Osteogenic Differentiation in Mouse Mesenchymal Stem Cells by Modulating BMP-2 Signaling Pathway
著者 (12件):
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巻: 16  号: 10  ページ: 24820-24838 (WEB ONLY)  発行年: 2015年10月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ポリ(ADP-リボシル)化は,ポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ(PARP)による,DNA修復,細胞死,テロメア調節,ゲノム安定性および細胞分化等の,各種の細胞過程に関わることが知られている。PARP阻害剤は,癌治療に対し,現在臨床試験が行われているが,それらの副作用はほとんど知られていない。しかしながら,間葉幹細胞(MSC)分化でのPARP関与は,PARP阻害から生じる,MSCと関係した副作用を強化する。この研究では,MSCsに与えるPARP阻害剤の影響を検討した。MSCsは,細胞毒性なしで,1μM PJ34処理後の骨形成分化を抑制したが,MSCsの軟骨細胞または脂肪細胞への分化は影響されなかった。PJ34は,Runx2,オステリックス,骨形成蛋白質-2,オステオカルシン,骨シアロ蛋白質とオステオポンチン等の骨形成マーカーのmRNA誘導および骨形成蛋白質-2,オステリックスとオステオカルシンの蛋白質量を抑制した。PJ34処理は,Smad1,Smad4,Smad5およびSmad8の様な,転写因子レギュレーターも阻害した。細胞外ミネラル化マトリックス形成も低下した。これら結果は,PARPが骨形成分化を抑制でき,ポリ(ADP-リボシル)化が,BMP-2シグナリングの調節を介し,この過程で生理的な役割をすることを強く示す。このため,PARP阻害は,骨形成代謝を強く弱める可能性あり,癌治療に対するPARP阻害剤の注意深い使用および患者の骨代謝レベルのモニタリングの必要性を示す。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究  ,  細胞生理一般  ,  運動器系の基礎医学 
物質索引 (1件):
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