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J-GLOBAL ID：201502216368344586   整理番号：15A1311182

制約条件の変化を考慮した到着時間短縮型知的運転支援システムの開発

Development of Intelligent Operating Support System Shortening Arrival Time by Consideration of the Change of Constraint Conditions

著者 (2件)： 高橋周太郎 (筑波大学大学院システム情報工学研究科) ,  安信誠二 (筑波大学システム情報系)
資料名： 知能と情報(Web)  (日本知能情報ファジィ学会誌(Web))
巻： 27  号： 2  ページ： 581-588 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0688A  ISSN： 1881-7203  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 列車運転においては,走行状態が所定のダイヤから遅れを生じると,運転手は制約条件変化予告の情報を利用しながら目的地到着時間の短縮が要請される.しかし列車の運転は,効率性,安全性,正確性,快適性と共に,動的に変化する制約条件(制限速度・信号機の表示が切り替わる時刻)を考慮しながらの多目的で困難な作業であり,非熟練運転手に対しての適切な運転支援情報の提供が重要である.本論文では,制御操作量の決定に人間の感覚的評価や対象の動特性に基づく制御知識を取り入れた知的制御方式を適用し,時々刻々の制約条件変化予告と操作間隔などを考慮する運転知識を用いて適切な操作量を求め,これに基づき運転手に対して操作支援情報を提供する構成の知的運転支援システムを開発した.開発システムにより,走行中に制約条件の変化予告を利用して目的地到着時間の短縮(輸送量の確保)を行い,的確かつ柔軟な支援が出来ることを確認した.(著者抄録)

シソーラス用語： *運転支援システム ,  *列車運転 ,  制御 ,  運転者 ,  制約条件 ,  *制約付最適化問題 ,  交通信号機 ,  走行速度 ,  *計算機システム開発 ,  経時変化 ,  時間 ,  容量 ,  評価試験
準シソーラス用語： 運転手 ,  信号機 ,  制限速度 ,  知的制御 ,  到着時間 ,  輸送量

分類 (3件)： 輸送と業務  (TC01030N) ,  その他のオペレーションズリサーチの手法  (KA03070E) ,  計算機システム開発  (JD02010R)

引用文献 (11件)：

• [1] 安信誠二,宮本捷二,井原廣一:「Fuzzy制御による列車定位置停止制御」,計測自動制御学会論文集, 19-11,pp.873-880,1983
• [2] S. Yasunobu and S. Miyamoto, "Automatic Train Operation System by Predictive Fuzzy Control", Industrial Applications of Fuzzy Control (M. Sugeno ed.), North-Holland, pp.1-8, 1985
• [3] 安信誠二:「ファジィ工学」,昭晃堂,1991
• [4] Harold W. Lewis, "The foundations of fuzzy control", Plenum Press, 1997
• [5] F. Xiaoyun, J. Junbo, L. Zhi,: "The Research of Fuzzy Predicting and Its Application in Train's AutomaticControl", IEEE Trans. SMC-3-1, pp.28-44, 2000

タイトルに関連する用語 (4件)： 制約条件 ,  到着時間 ,  支援システム ,  開発