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J-GLOBAL ID：201502216743434547   整理番号：15A0882758

原発回帰という隘路 福島原発事故から考える原子力事故防災の課題-「安全神話への回帰」へ抗い,福島原発事故の教訓に立ち止まる

著者 (1件)： 関谷直也 (東大 大学院情報学環 総合防災情報研究セ)
資料名： 都市問題  (Journal of the Tokyo Institute of Municipal Research)
巻： 106  号： 8  ページ： 20-25  発行年： 2015年08月01日 
JST資料番号： S0255A  ISSN： 0387-3382  CODEN： TOMOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東京電力福島第一原子力発電所の事故後の対応について,原子力防災の観点から検証した。放射能被爆を最小にするために,放射性物質の拡散監視,屋内退避,ヨウ素剤,広域避難,身体スクリーニングと除染がどのように行われたかを調べた。緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)は,モニタリングデータが得られなかった場合の対応が不適切で情報が生かされなかった。屋内退避とヨウ素剤の服用はされず,広域避難のみが実施された。要援護者の避難,長期的な事故対策などについては,問題が残されたままである。

シソーラス用語： 福島県 ,  原子力発電所 ,  *原子炉事故 ,  *放射線被曝 ,  放射能汚染 ,  監視 ,  避難 ,  ヨウ素化合物 ,  解毒薬 ,  予測技法 ,  緊急対策 ,  *災害対策
準シソーラス用語： *防災対策 ,  ヨウ素剤 ,  SPEEDI

分類 (1件)： 社会問題  (MA01070S)

タイトルに関連する用語 (7件)： 原発 ,  隘路 ,  福島原発事故 ,  原子力事故 ,  防災 ,  神話 ,  教訓