文献

J-GLOBAL ID：201502216799834041   整理番号：15A1223583

塩化物で汚染された土壌中の銅の腐食に向けて土壌攻撃性の程度に対するSteinrath指数の予測の検証

Validation of the Steinrath Index Predictions for the Degree of Soil Aggressiveness Toward Copper Corrosion in Soils Contaminated with Chlorides

著者 (6件)： FONSECA I.T.E. (Universidade de Lisboa, Lisboa, PRT) ,  NICULITA E. (Universidade de Lisboa, Lisboa, PRT) ,  ORNELAS I. (Universidade de Lisboa, Lisboa, PRT) ,  CARVALHO M.D. (Universidade de Lisboa, Lisboa, PRT) ,  VAZ P.D. (Universidade de Lisboa, Lisboa, PRT) ,  VAZ P.D. (Rutherford Appleton Lab., Oxfordshire, GBR)
資料名： Corrosion (Houston, Tex.)  (Corrosion (Houston, Tex.))
巻： 71  号： 10  ページ： 1267-1277  発行年： 2015年10月 
JST資料番号： B0320A  ISSN： 0010-9312  CODEN： CORRAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 銅の耐食性を予測し得るパラメータとしてのSteinrath指数の妥当性を2種類の土壌溶液中に浸漬した銅の場合に拡大できるかどうかを調べた。通気性が低く,弱酸性のローム質の土壌と通気性が高く,弱アルカリ性の土壌を実験に用いた。腐食速度は重量減法を用い,腐食試験後の表面形状,組成および構造を,エネルギー分散型X線分析器を備えた走査型電子顕微鏡(SEM),X線回折およびフーリエ変換赤外分光(FTIR)により評価した。その結果,Steinrath指数(S_t)は土壌の腐食性の程度を評価し得る妥当なパラメータであると結論した。すなわち銅の平均の腐食速度は4.5と124.5μm/yの間であったが,これはS_t値からの予測と一致した。SEM観察により高い塩化物濃度を含んだ土壌に3カ月間曝露した試験片表面には不均一な皮膜の生成が認められた。赤褐色層の主要な生成物はCu₂Oであり,また微量のCu₂(OH)₃Clが同定された。FTIRスペクトルから腐食生成物は硫酸塩,ケイ酸塩および水酸基から成ることが示唆された。

シソーラス用語： *銅 ,  *土壌腐食 ,  *汚染土壌 ,  *塩化物 ,  *指数 ,  *耐食性 ,  予測 ,  ローム ,  アルカリ性土 ,  酸性土 ,  性質 ,  腐食速度 ,  重量損失 ,  形態 ,  組成 ,  微細構造 ,  腐食生成物 ,  酸化第一銅 ,  銅化合物 ,  水酸化物 ,  硫酸塩 ,  ケイ酸塩 ,  塩化カリウム ,  ヒドロキシ基
準シソーラス用語： ヒドロキシル基 ,  *Steinrath指数 ,  通気性 ,  表面形状

分類 (1件)： 腐食  (WB03030B)

タイトルに関連する用語 (10件)： 塩化物 ,  汚染 ,  土壌 ,  銅 ,  腐食 ,  攻撃性 ,  程度 ,  指数 ,  予測 ,  検証