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J-GLOBAL ID:201502216828216646   整理番号:15A0999905

肢体不自由児向け数式エディタlatexkbd

著者 (4件):
資料名:
巻: 18  ページ: 1-7  発行年: 2015年03月30日 
JST資料番号: L5832A  ISSN: 1883-9967  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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肢体不自由のある学生に対しては,勉強や受験の際に情報機器等を用いた様々な配慮がなされているが,算数・数学における数式入力への配慮は十分でない。とりわけ,小中学生の数式入力は,専用ソフトウェア等は存在せず,学習上のハードルとなっている。小学校低学年の段階で数式が書けないために算数を不得手としてしまうと,その後の数学の学習に困難を抱えることが多く,改善が望まれている。本研究では,合理的配慮のひとつの手段として,パーソナルコンピュータ上で少数のキーを押すだけで数式を記述できる小学校・中学校の児童生徒対象のソフトウェアの開発を行い,状況の改善を図ることを目的とする。今回,LATEXをベースにして,肢体不自由者でも数式の入力できるソフトウェアを試作した。LATEXはTEXをベースに開発された組版処理システムであり,TEXより手軽に扱うことができる。この入力システムは,マウスもしくはキーひとつで操作ができるものであり,キー入力がなされると,LATEXのコマンドを生成し,そこから数式作成,文書の組版,表示用DVIファイルの作成を一連の自動操作で行う。作成された数式は,本ソフトウェアの表示画面において,キー入力ごとに自動更新され表示される。ユーザーは,バックエンドで動いているLATEXを意識することなく,キーを入力すると画面に対応した数式が現れるように見えることになる。数式の入力ができるだけでなく,分数の入力や約分,筆算などもできる。また,低学年児童が本ソフトウェアを使う場合に不要なキーが多すぎると混乱のもととなるし,単純なキーだけでは高学年になってから使うことができなくなってしまう。このため,児童・生徒の学習レベル・難易度に応じてキーを変化させることで,同じソフトウェア・使用感で,小学校から中学まで対応可能にした。
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分類 (3件):
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CAI  ,  科学技術教育  ,  言語プロセッサ 
タイトルに関連する用語 (3件):
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