抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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明治時代初期には国中が荒廃していたという認識が広まりつつある。しかし草木1本もない狭義の禿山と潅木地や草地・笹地も含む広義の禿山では実態は異なる。また表面侵食による禿山と表層崩壊跡地では砂防学的な特性が異なる。そこで,明治期の荒廃状況について六甲山地と庄内川流域を詳しく調査した。その結果,明治期の六甲山地は狭義の禿山ばかりではなく多様な土地利用状況の混在が伺われた。庄内川流域では狭義の禿山はある程度の広がりがあったと推定されるが,矮松地・荒地などの土地利用の空間分布が人為的なコントロール下にあったと推定された。(著者抄録)