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J-GLOBAL ID：201502217039732309   整理番号：15A0540857

柔軟な協調学習環境を実現する学習管理システム用モジュールの開発と実践

Development of a Learning Management System Module for Realizing Flexible Collaborative Learning Environment and Use in Practice

著者 (5件)： 石井嘉明 (熊本大 大学院社会文化科学研究科) ,  久保田真一郎 (熊本大 大学院社会文化科学研究科) ,  北村士朗 (熊本大 大学院社会文化科学研究科) ,  喜多敏博 (熊本大 大学院社会文化科学研究科) ,  中野裕司 (熊本大 大学院社会文化科学研究科)
資料名： 情報処理学会論文誌ジャーナル(Web)
巻： 55  号： 1  ページ： 105-114 (WEB ONLY)  発行年： 2014年01月15日 
JST資料番号： U0452A  ISSN： 1882-7764  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 学習環境や学習形態に柔軟に対応する協調学習環境の実現を目指して,優れた共同編集機能を持つGoogle Driveを学習管理システム(以下,LMS)と連携させるモジュールを開発した。学習者の学習環境や形態がその時々で変化する中で,学習者間のインタラクションをより多く発生させるためには,同期・非同期の両面を持ち合わせ,学習者同士が相互依存関係を構築しやすいように,学習者によってコミュニケーションメディアをある程度選択できるようにする必要があると考えた。本モジュールでは,同期・非同期どちらでも利用することができる柔軟性と学習者によってコミュニケーションメディアを選択・配置することができる柔軟性を兼ね備えた協調学習環境を提供する。実現にはGoogle Driveを用いているが,その制御はすべてLMSによる操作に連動し,編集したドキュメントや編集履歴はすべてLMSに保持される。開発と予備実験による機能改善および,eラーニングによる遠隔講義で実際に使用した実績をもとに,本モジュールの有効性について述べる。(著者抄録)

シソーラス用語： *学習 ,  *計算機利用システム ,  *環境 ,  情報メディア ,  遠隔教育 ,  eラーニング ,  依存性
準シソーラス用語： 遠隔講義 ,  *学習環境 ,  *学習管理システム ,  *協調学習 ,  相互依存性

分類 (1件)： CAI  (JE09000G)

引用文献 (22件)：

• 平成21年度・22年度先導的大学改革推進委託事業「ICT活用教育の推進に関する調査」委託業務成果報告書,放送大学(2011).
• 稲葉晶子,豊田順一:CSCLの背景と研究動向,教育システム情報学会誌,Vol.16,No.3,pp.111-120(1999).
• 日本教育工学会:教育工学事典,実教出版(2000).
• 日本イーラーニングコンソシアム:eラーニング白書2008/2009年版,東京電機大学出版局(2008).
• 笠井俊信,鈴木真理子,永田智子:非同期型CSCLにおける対話データ分析支援システムの開発,岡山大学教育実践総合センター紀要,Vol.3,No.1,pp.139-146(2003).

タイトルに関連する用語 (5件)： 協調 ,  学習環境 ,  学習管理システム ,  モジュール ,  開発