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J-GLOBAL ID：201502217094980363   整理番号：15A1233259

フジの多重形成層の構造

著者 (3件)： 山口彩花 (東大 大学院農学生命科学研究科 演習林) ,  楠本大 (東大 大学院農学生命科学研究科 演習林) ,  山田利博 (東大 大学院農学生命科学研究科 演習林)
資料名： 樹木医学研究  (Tree and Forest Health)
巻： 19  号： 4  ページ： 218-219  発行年： 2015年10月31日 
JST資料番号： L4308A  ISSN： 1344-0268  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 幹における層数は,根元から梢端にかけて単純に減少するのではなく,それぞれの部位が存在する環境による差異が大きかった。特に他の樹木に巻き付いていた長さ10~11メートルの部分で扁平になり,層数が顕著に増えていた。このことから,多重形成層はねじれや巻き付きといった性質と関連して形成されると考えられた。横断面では,2層目の道管に注入した青い溶液が,ある断面から中心層の道管に見られるようになった。縦断面・横断面の構造観察結果から,師部にその一部を分離するように新たな形成層が作られることによって多層化すると考えられた。

シソーラス用語： *マメ科 ,  *多重化 ,  *形成層 ,  断面 ,  木材構造 ,  樹木 ,  植物成長 ,  道管 ,  *観察
準シソーラス用語： *フジ ,  多重 ,  *多重形成層 ,  横断面 ,  樹木成長 ,  *形状観察

分類 (1件)： 測樹学  (FF01040T)

引用文献 (1件)：

• 塚本こなみ・鈴木清 (2011) フジの多重形成層に関する2,3の知見.樹木医学研究 15:180-182

タイトルに関連する用語 (3件)： フジ ,  多重 ,  形成層