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J-GLOBAL ID：201502217136217215   整理番号：15A1349058

ナノパルスレーザ表面融解後のAISI304Lステンレス鋼の耐局所腐食性に対する微細構造と化学組成の効果

Effect of microstructure and chemical composition on localized corrosion resistance of a AISI 304L stainless steel after nanopulsed-laser surface melting

著者 (3件)： PACQUENTIN W. (CEA Saclay, DEN/DANS/DPC/SEARS/LISL, 91191 Gif sur Yvette, FRA) ,  CARON N. (CEA Saclay, DEN/DANS/DPC/SEARS/LISL, 91191 Gif sur Yvette, FRA) ,  OLTRA R. (Lab. Interdisciplinaire Carnot de Bourgogne, Univ. de Bourgogne Franche Comte UMR CNRS 5209, 21078 Dijon Cedex, FRA)
資料名： Applied Surface Science  (Applied Surface Science)
巻： 356  ページ： 561-573  発行年： 2015年11月30日 
JST資料番号： B0707B  ISSN： 0169-4332  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ナノパルスイッテルビウムドープファイバレーザで処理した場合のAISI 304Lステンレス鋼の表面性状に誘起された変化を調べ,その物理化学的性質のマイクロスケールの分布を決定した。焦点には半径71μm(1/e²)をもつGauss型エネルギー分布が発生する。透過型電子顕微鏡法を使って局所的な研究を行い,個々のレーザ衝撃を重ね合わせる効果を考察した。得られた結果は,レーザ表面融解がδフェライト相の形成を通して鋼の結晶学的構造に変化を生じさせることを明らかにした。さらに,これはまたこの鋼の耐食性を増加させる酸化物層の形成を生じ,この層の化学組成や構造および厚さは重なりの割合とビーム半径に沿った位置に依存する。分極曲線を利用した30gL^-1のNaCl溶液中の耐局所腐食性の測定は最適レーザ処理条件が,耐食性の大きな改善に対応する,500mV以上の破壊電圧の増加を生じさせることが分かった。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *オーステナイト系ステンレス鋼 ,  ナノ秒 ,  *パルスレーザ照射 ,  *レーザ融解 ,  *局部腐食 ,  *耐食性 ,  イッテルビウム ,  ドーピング ,  *ファイバレーザ ,  表面融解 ,  *δフェライト ,  化学組成 ,  微細構造 ,  不動態化 ,  酸化膜
準シソーラス用語： *AISI304L

分類 (3件)： その他の表面処理  (WC08070F) ,  レーザ照射・損傷  (BK16040S) ,  防食  (WB03040M)

タイトルに関連する用語 (7件)： パルスレーザ ,  表面融解 ,  AISI304L ,  ステンレス鋼 ,  局所腐食 ,  微細構造 ,  化学組成