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J-GLOBAL ID:201502217141270875   整理番号:15A0069158

フィナステリドによる男性型毛髪の治療を受けた患者は,薬物中止後,脳脊髄液と血漿中において神経活性ステロイドのレベルの変化を示す

Patients treated for male pattern hair with finasteride show, after discontinuation of the drug, altered levels of neuroactive steroids in cerebrospinal fluid and plasma
著者 (9件):
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巻: 146  ページ: 74-79  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: C0595A  ISSN: 0960-0760  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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男性型脱毛の治療を受けた患者の一部で行われた観察によって,持続性の性的副作用および不安/うつ症状がフィナステリド治療の中止後でもなお報告されていることが示されている。フィナステリドのプロゲステロン(PROG)やテストステロン(T)の代謝を遮断する能力のために,液体クロマトグラフィー-タンデム質量分析法によって,フィナステリド後の患者から得た血漿および脳脊髄液(CSF)の一対の試料および健康な対照における数種の神経活性ステロイドのレベルを評価した。検査では,フィナステリド後の患者は,筋肉の疾患や強度の筋力低下の臨床的証拠はないが,筋肉のこわばり,けいれん,振戦および慢性疲労を報告した。不安/うつ症状の重症度は,その発生頻度においてはかなり変動があるが,全般的に対象者はすべて相当複雑で持続する神経精神病学的パターンを持っていた。CSFにおける神経活性ステロイドレベルの評価はPROGおよびその代謝産物であるジヒドロプロゲステロン(DHP)およびテトラヒドロプロゲステロン(THP)の減少を示し,その前駆体であるプレグネノロン(PREG)の増加を伴っていた。レベルの変化はTおよびその代謝産物に関しても観察された。したがって,Tならびに3α-ジオール(5α-アンドロスタン-3α,17β-ジオール)の増加を伴うジヒドロテストステロン(DHT)の有意な減少が検出された。神経活性ステロイドレベルの変化は血漿でも起きた。PREG,T,3α-ジオール,3β-ジオール(5α-アンドロスタン-3β,17β-ジオール)および17β-エストラジオールの増加はDHPおよびTHPのレベルの減少を伴っていた。本観察は,うつ症状を伴う,神経活性ステロイドのレベルの変化が,フィナステリド治療の中止後でもなお男性ホルモン性脱毛症の患者に存在することを示している。この論文は「性ステロイド類および脳疾患」と題する特集の一部である。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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皮膚疾患の薬物療法  ,  酵素製剤・酵素阻害剤の臨床への応用  ,  内分泌腺作用薬・生殖器作用薬の臨床への応用 

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