抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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シデコブシ集団が安定して存続できる生育立地を明らかにするために,シデコブシの低木林(林冠層が3m程度),中木林(林冠層が5m程度),高木林(林冠層が10m程度)の組成や構造を比較検討した。低木林,中木林,高木林とも多様な樹種から構成されていた。シデコブシの幹本数割合は低木林で60%であったが,中木林,高木林では30%程度と低かった。中木林,高木林ではシデコブシより大きなコナラ,アカマツなどの森榊生樹種が生育し,シデコブシを被圧していることが考えられた。したがって,中木林,高木林ではシデコブシの安定した存続が難しいが,低木林ではシデコブシが安定して集団を維持できる可能性が示唆された。(著者抄録)