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J-GLOBAL ID:201502217201626390   整理番号:15A1088349

microRNA160は段階特異的オーキシンとサイトカイニン感受性を指図してダイズ根粒発達を指示する

microRNA160 dictates stage-specific auxin and cytokinin sensitivities and directs soybean nodule development
著者 (5件):
資料名:
巻: 84  号:ページ: 140-153  発行年: 2015年10月 
JST資料番号: A1374A  ISSN: 0960-7412  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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マメ科植物根粒は植物と窒素固定性根粒細菌の間の調整的相互作用から生じる。植物ホルモンサイトカイニンは根粒形成を促進して,最近の発見から植物ホルモンオーキシンが根粒形成を阻害することが示唆された。本論文で,著者らはmicroRNA160(miR160)がダイズ(Glycine max)の根粒成長の間のオーキシン/サイトカイニンバランスを決定する鍵となる信号伝送因子であることを示した。miR160はレプレッサーARF転写制御因子のARF10/16/17のファミリーのレベルを抑制することによってオーキシン活性を促進すると思われる。定量的PCR分析と蛍光miRNAセンサを用いて,著者らはmiR160レベルが根粒形成の間の初期には相対的に低くて,また成熟した根粒においては高いことを示した。著者らはダイズ根におけるmiR160の異所性発現が,オーキシンに対する感受性強化とサイトカイニンに対する感受性低下と相まって,根粒形成の著しい減少に導くことを以前に提起した。本論文で,著者らは外因性サイトカイニンがmiR160を過剰発現する根において根粒形成を回復させることを示した。従って,根粒成長の間の初期における低いmiR160レベルは根粒形成のために必要なサイトカイニン活性に有利であった。短いタンデムターゲットミミック(STTM160)を用いたmiR160レベルの抑制はオーキシンに対する感受性低下とサイトカイニンに対する感受性強化に結びついた。miR160を過剰発現する根と対照的に,STTM160根は根粒形成を増加させたが,根粒成熟は著しく遅れた。外因性オーキシンはSTTM160の根における適正な根粒形成と成熟を部分的に回復させて,根粒成長の間の後期における高いmiR160活性はオーキシン活性に有利であり,根粒成熟を促進することが示唆された。従って,miR160はダイズの適正な根粒形成と成熟を指示するオーキシンとサイトカイニンに対する発達段階特異的感受性を指図した。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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植物ホルモン 

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