抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ホットランナの導入コストを抑制し,安価な汎用樹脂をはじめ非繊維強化樹脂を用いた成形品の量産に活用できる標記システムのVSRシリーズを紹介した。従来はマニホールドからノズルに樹脂が流入する際にバルブピンで分断されていたが,本方式では樹脂の流れとバルブピンを分離し,壁面との流動抵抗が最も小さくなる円形断面の樹脂流路を確保した結果,従来に比べて射出圧力を10%低減できた。また構成部品の形状を単純化し,部品点数を減らして性能を犠牲にすることなくコストダウンを行った結果,部品点数を従来ノズル比40%減にした。実際に使用したユーザーの反応としては,ピーク圧を5%低減でき(これは予想より低い),射出初期の瞬間的な圧力ピークがなくなり,なだらかに圧力が上昇するようになった。充填も均一に行われていたが,黒色樹脂から透明樹脂への色替えには60ショットを要し,これは通常より多い。