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J-GLOBAL ID：201502217251318300   整理番号：15A0845735

ヒトの剖検材料のリドカインの分布の研究

Investigations into distribution of lidocaine in human autopsy material

著者 (4件)： OERTEL Reinhard (Inst. of Clinical Pharmacology, TU Dresden, Dresden, DEU) ,  ARENZ Norman (Inst. of Clinical Pharmacology, TU Dresden, Dresden, DEU) ,  ZEITZ Sten Gunnar (Inst. of Clinical Pharmacology, TU Dresden, Dresden, DEU) ,  PIETSCH Joerg (Inst. of Legal Medicine, TU Dresden, Dresden, DEU)
資料名： Biomedical Chromatography  (Biomedical Chromatography)
巻： 29  号： 8  ページ： 1290-1296  発行年： 2015年08月 
JST資料番号： E0166C  ISSN： 0269-3879  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 法医学検査をすると,剖検材料中に薬物が見つかることがよくある。本研究では,抗不整脈薬および局所麻酔薬であるリドカインを51症例に見つけて,様々な剖検材料で測定した。初めて,ヒトのコンパートメントのリドカインのたくさんの分布パターンを比較することができた。分析には,液-液抽出,標準添加法,およびLC/MS/MSを用いた。血中で測定された濃度は治療域かそれ以下だった。29症例では,リドカインの投与と亡くなるまでの時間が示されている。これらのデータは,投与から死までのリドカインの分布の過程を推定して解釈するのにたいへん役に立つ。この時間がコンパートメントの中のリドカインの分布に重大な影響を及ぼしていた。静注投与されたリドカインのほとんどは,直後に心臓血中に分布していた。その後,脳で最も高い濃度が測定された。その後は,腎臓の検体または尿中で,濃度が最高になった。リドカイン投与から死までの時間がわかる場合は,本研究の結果を使ってその薬物動態をもっと深く知ることができる。もしこの時間がわからない場合には,死の状況と原因をよりはっきりさせることができる。Copyright 2016 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 剖検 ,  *局所麻酔薬 ,  *生体内分布 ,  *薬物分布 ,  *法医学 ,  死体 ,  血中濃度 ,  液液抽出 ,  LC-MS分析 ,  タンデム質量分析 ,  *薬物動力学 ,  死因 ,  濃度 ,  腎臓 ,  心臓 ,  芳香族アミン ,  カルボアミド ,  アミノカルボン酸 ,  第三アミン
準シソーラス用語： LC-MS/MS分析 ,  献体 ,  尿中濃度

分類 (3件)： 薬物の物理化学的性質  (GV01060M) ,  局所麻酔薬の臨床への応用  (GW04030D) ,  法医学  (GA03000B)

物質索引 (1件)： リドカイン

タイトルに関連する用語 (5件)： ヒト ,  剖検 ,  リドカイン ,  分布 ,  研究