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J-GLOBAL ID：201502217279341862   整理番号：15A0485567

ユートリックカンビソルの2種類の深度に由来する土壌団粒の撥水性と透水係数に対する酪農性下水スラッジ改良物の影響

The effect of dairy sewage sludge amendment on repellency and hydraulic conductivity of soil aggregates from two depths of Eutric Cambisol

著者 (3件)： KROL Anna (Inst. of Agrophysics, Polish Acad. of Sciences, Doswiadczalna 4, 20-290 Lublin, Poland. [e-mail]) ,  LIPIEC Jerzy ,  FRAC Magdalena
資料名： Journal of Plant Nutrition and Soil Science  (Journal of Plant Nutrition and Soil Science)
巻： 178  号： 2  ページ： 270-277  発行年： 2015年04月 
JST資料番号： H0325A  ISSN： 1436-8730  CODEN： JNSSFZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 廃水量が依然として増加しているために,下水スラッジの適切な管理は世界中で重要な問題である。本研究では,レスに由来するユートリックカンビソルの2種類の土壌深度(5~15cmと25~35cm)から得た種々の大きさの団粒の多孔性,撥水性指数および透水係数への酪農下水スラッジの添加量の影響を調べて,無機質肥料と比較した。撥水性指数はエタノールと水の吸収率の比として計算した。あらかじめ空気乾燥した土壌団粒画分のエタノールと水の吸収率は,浸潤装置を用いた定常的流速の測定により求めた。透水係数は水柱が-8,-6,-4,-2,および0cmの5種類の圧力水頭における水分浸潤量を,吸水率の測定と同じ装置を用いて測定して求めた。土壌への下水スラッジの添加は,土壌の撥水性指数を両方の団粒サイズの表土で平均27%,そして下層土では32%下げ,両方の層では透水係数を約4倍に大きくした。下水スラッジを添加した土壌の小さい方の団粒(直径15~20mm)では,大きい方(直系30~35mm)と比較して,表土と下層土の撥水性指数はそれぞれ36%と24%高かった。無機質肥料を添加した土壌団粒に関してはそのような差は下層土では15%かそれ以下で,団粒が小さい表土でさえ撥水性指数は少し低かった(5%)。土壌の処理法と団粒サイズとは無関係に,表層土からの団粒は下層土の場合より撥水性が高くて透水係数は小さかった。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *土壌改良 ,  土壌物理特性 ,  有機物施用 ,  廃棄物処分 ,  吸湿性 ,  土壌 ,  深さ ,  *団粒 ,  撥水 ,  透水係数 ,  多孔性 ,  レス ,  溶浸 ,  吸水率 ,  表土 ,  下層土 ,  肥料 ,  依存性 ,  脂肪族アルコール ,  *下水汚泥
準シソーラス用語： *下水スラッジ ,  カンビソル ,  深さ依存性 ,  無機質肥料

分類 (2件)： 土壌管理  (FB04070J) ,  スラッジ処理・処分  (SC05050K)

物質索引 (1件)： エタノール

タイトルに関連する用語 (7件)： 深度 ,  土壌団粒 ,  撥水性 ,  透水係数 ,  酪農 ,  下水スラッジ ,  改良物