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J-GLOBAL ID：201502217288377837   整理番号：15A0452987

高度に濃縮された電解質注入後の色素増感太陽電池の熟成過程の動的微視的研究

Microscopic Dynamics Research on the “Mature” Process of Dye-Sensitized Solar Cells after Injection of Highly Concentrated Electrolyte

著者 (5件)： LIANG Zhongguan (Nanchang Hangkong Univ., Nanchang, CHN) ,  LIU Weiqing (Nanchang Hangkong Univ., Nanchang, CHN) ,  CHEN Jun (Nanchang Hangkong Univ., Nanchang, CHN) ,  HU Linhua (Inst. of Plasma Physics, Chinese Acad. of Sci., Hefei, CHN) ,  DAI Songyuan (North China Electric Power Univ., Beijing, CHN)
資料名： ACS Applied Materials & Interfaces  (ACS Applied Materials & Interfaces)
巻： 7  号： 2  ページ： 1100-1106  発行年： 2015年01月21日 
JST資料番号： W2329A  ISSN： 1944-8244  CODEN： AAMICK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 透明伝導性酸化物(TCO)基板にナノTiO₂フィルム,色素を重ねた光陽極とTCO上にPtをのせた陰極のサンドイッチ構造の隙間に電解質溶液を注入した色素増感太陽電池(DSC)は,電解質注入後,電解質イオンの表面吸着など,なじむまでの熟成過程が存在する。これは,より長期間に起きる,エイジングとは別の過程である。本研究では熟成の間の変化を微視的に調べた。熟成過程は約12時間で完了し,TiO₂へのイオンの吸着はその伝導バンドをわずかに負に移動させる。同様に,バンドギャップ内の局在状態は分布即に従ったまま減少した。電子輸送過程が遅くなり,それによりTiO₂フィルムの電子輸送抵抗は増加し,電子拡散係数は連続的に低下した。TiO₂/電解質(EL)界面における再結合抵抗は増加し,再結合過程は連続的に抑制されている事が分かる。実験結果から,光陽極でなく,陰極がDSCの熟成過程の原因であると考えられる。

シソーラス用語： 太陽電池 ,  *熟成 ,  ナノ結晶 ,  *電解質溶液 ,  *白金電極 ,  吸着 ,  輸送係数 ,  *キャリア再結合
準シソーラス用語： *イオン吸着 ,  *ナノ酸化チタン ,  *色素増感太陽電池 ,  *電子輸送係数

分類 (4件)： 太陽電池  (NC03084O) ,  固-液界面  (CB12050B) ,  界面の電気的性質一般  (BM03081H) ,  酸化物薄膜  (BK14050P)

タイトルに関連する用語 (7件)： 濃縮 ,  電解質 ,  注入 ,  色素増感太陽電池 ,  熟成 ,  過程 ,  研究