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J-GLOBAL ID:201502217295063601   整理番号:15A1052188

プレパルス抑制は近交系Roman高回避および低回避ラットと遺伝的に不均質なNIH-HSラットにおける空間ワーキングメモリの性能を予測する:統合失調症における前注意および認知のアノマリー研究の意義

Prepulse inhibition predicts spatial working memory performance in the inbred Roman high- and low-avoidance rats and in genetically heterogeneous NIH-HS rats: relevance for studying pre-attentive and cognitive anomalies in schizophrenia
著者 (9件):
資料名:
巻: 2015  号: Aug  ページ: WEB ONLY  発行年: 2015年08月 
JST資料番号: U7035A  ISSN: 1662-5153  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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統合失調症関連症状のアニマルモデルはこの疾患の神経生物学的基礎の理解を進め,新しく特異的な治療法の発見のため,重要性が高まっている。プレパルス抑制(PPI)とワーキングメモリは統合失調症患者において損なわれており,これらの動物アナログにおいて症状/プロセスとともにモデル化されている。筆者らは遺伝的に選別されたラットモデルであるRoman高回避近交系(RHA-I)は対応するRoman低回避(RLA-I)ラットおよび遺伝的に不均質なラットと比べてPPIが損なわれているか評価した。PPIの欠損が空間ワーキングメモリの欠損(モリス水迷路MWM)を予測するか,これら3種類のラット(実験1)と,極端な(高,中,低)PPIスコアに従い層別化したNIH-HSラットの分離サンプル(実験2)でも調べた。実験1の結果からRHA-IラットではRLA-IおよびNIH-HSラットと比べPPIおよび空間ワーキングメモリの欠損が示された。同様に実験2では「低PPI」NIH-HSラットは「中PPI」および「高PPI」NIH-HS亜群に対しワーキングメモリが有意に欠損していることを示した。これらの結果に対するさらなる支持が,PPIは空間ワーキングメモリの性能と正に関連することを明らかにした,相関解析,分割分析,および多変量解析から得られた。逆に,MWMにおける手がかり学習はPPIと関連しなかった。そこで,遺伝的に選抜されたラットと遺伝的に不均一なラットを用い,本研究ではPPIが空間ワーキングメモリタスクの性能の正の予測因子であることを初めて示した。これら結果は,遺伝的に不均質なラットのストックから精神発生的な選抜によるか極端なPPIスコアに焦点を当てることにより,統合失調症に関連した認知アノマリーを研究する有用な(おそらくリスクがある)形質を検出することができることを示唆しており,ヒトにおける統合失調症症状の研究にとってトランスレーショナルな意義がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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神経の基礎医学 
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