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J-GLOBAL ID：201502217317174886   整理番号：15A0468879

菊陽町に建つN住宅団地の環境・エネルギーに関する調査研究

著者 (1件)： 石原修 (尚絅大 文化言語)
資料名： 尚絅大学研究紀要 B.自然科学編  (尚絅学園研究紀要B.自然科学編)
号： 47  ページ： 171-181  発行年： 2015年03月31日 
JST資料番号： L8049B  ISSN： 2187-5243  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 熊本市のベットタウン菊陽町に建つN住宅団地の入居者へのアンケート調査による,太陽光発電システムの有無や設備容量,各種エネルギー消費量等に関する調査結果を報告する。住宅用太陽光発電システムの導入は,2010年に余剰電力の売電価格が42円/kWh(家庭での買電価格の2倍)と設定されて,急速に導入事例が増加し,設置割合が約60%と極めて高い(熊本県は全国2位の7%)。近年,IHヒータ利用による調理が多くみられる(80%)になり,全電化住宅の傾向が強く表れている。年間エネルギー消費量は約23GJ/年であり,2010年度に実施した水俣市内の調査結果約30GJ/年よりも低いのは,「住宅の省エネルギー基準」で建設されていること,給湯用熱源として省エネ型給湯設備が使われていること等が,挙げられる。温室効果ガス排出量は,3.2t-CO₂/年であり,関東地区の4.1t-CO₂/年よりも低いエコ住宅である。しかし排出係数は,原子力発電所の稼働停止により,化石燃料を使用する火力発電所で代替されているため,2010年度の0.317kg-CO₂/kWhから,2013年度は0.6177kg-CO₂/kWhに大幅に増加した。

シソーラス用語： アンケート ,  *エネルギー消費 ,  *太陽光発電 ,  *省エネルギー ,  *温室効果ガス排出量 ,  *住宅団地 ,  *排出量 ,  原子力発電所 ,  電化 ,  *電力販売
準シソーラス用語： アンケート調査 ,  *エネルギー消費量 ,  太陽光発電システム ,  *排出係数 ,  火力発電所 ,  全電化住宅 ,  売電 ,  *余剰電力買取制度

分類 (1件)： エネルギー消費・省エネルギー  (LD01000B)

タイトルに関連する用語 (5件)： 住宅団地 ,  環境 ,  エネルギー ,  調査 ,  研究