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J-GLOBAL ID：201502217320935325   整理番号：15A1262218

線形破壊力学の基礎と残存寿命評価

Linear Fracture Mechanics And Residual Life Evaluation

著者 (1件)： 立野昌義 (工学院大 工)
資料名： 材料試験技術  (Journal of Material Testing Research Association of Japan)
巻： 60  号： 4  ページ： 219-223  発行年： 2015年10月15日 
JST資料番号： S0909A  ISSN： 0285-2470  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 材料に存在するき裂先端では,応力が無限大になることが理論弾性解析から導かれている。このことから,き裂先端部では応力拡大係数が用いられ,この部分の応力場を特徴づけている。また,繰返し負荷が作用し,き裂が徐々に成長するような応力場や実稼働中のき裂先端部の応力状態の評価にも応力拡大係数が用いられ,破壊現象の予測に応用されている。本報では,線形破壊力学における基礎的内容ならびにこれらに基づく残存寿命解析手法の基礎について概説した。まず,破壊力学の基礎として,き裂先端の応力集中,応力拡大係数,急速破壊の条件,についてそれぞれ概説した。次に,破壊力学的パラメータとき裂進展速度とを関連付けした残存寿命予測について重要と思われる箇所を取り上げて解説した。

シソーラス用語： *破壊力学 ,  *余寿命 ,  寿命評価 ,  *亀裂 ,  亀裂先端 ,  *弾性解析 ,  応力場 ,  *繰返し荷重 ,  評価 ,  予測 ,  応力集中 ,  応力 ,  *応力拡大係数 ,  *材料
準シソーラス用語： *亀裂進展速度

分類 (1件)： 疲れ一般  (HC05010H)

引用文献 (7件)：

• 破壊力学大系-壊れない製品設計へ向けて-,編集代表 服部敏雄,編集委員 川田宏之,田川哲哉,東郷敬一郎,中井善一,三浦英生ら pp.15-17,pp.318-325.
• おもしろサイエンス破壊の科学,谷村康行著
• 破壊力学(基礎と応用第3版), T. L Anderson 著,粟飯原 周二監訳,金田重裕,吉成仁志 訳. p.467-471.
• 材料強度学:田中啓介,丸善出版,pp.82-83.
• 材料工学入門-正しい材料選択のために-,著者 M.F. Ashby, D. R. H. Jones, 訳 堀内良,金子純一,大塚正久訳, 発行所 株式会社内田老鶴圃.

タイトルに関連する用語 (5件)： 線形 ,  破壊力学 ,  基礎 ,  残存寿命 ,  評価