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J-GLOBAL ID:201502217374260323   整理番号:15A0803528

大腸菌由来クロム酸塩還元酵素YieFはヒトHepG2細胞の六価クロム耐性を強化する

Chromate Reductase YieF from Escherichia coli Enhances Hexavalent Chromium Resistance of Human HepG2 Cells
著者 (6件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 11892-11902 (WEB ONLY)  発行年: 2015年06月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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六価クロム(Cr(VI))は深刻な環境汚染物質及びヒト毒物である。哺乳類細胞は,クロム酸塩を十分に解毒する機構,例えば原核生物で広く見られるクロム酸塩還元遺伝子を持たないためクロム酸塩に対して感受性が非常に高い。哺乳類細胞への原核生物クロム酸塩還元遺伝子の導入によりクロム酸塩に対する耐性が高まるか否かを調べる目的で大腸菌クロム酸塩還元遺伝子yieFをヒトHepG2細胞に導入した。遺伝子導入に成功した細胞HepG2-YieF中のyieF発現を定量RT-PCRにより測定した。Cr(VI)誘導yieF発現は3.89倍に上方調節されることが分かった。クロム酸塩還元活性試験によれば,還元酵素を含むHepG2-YieF細胞は,対照HepG2細胞と比較してCr(VI)還元活性が顕著に高かった。この結果は,HepG2-YieF細胞粗抽出液でCr(VI)除去活性が増加することを示す証拠によっても裏付けられた。さらに,HepG2-YieFはCr(VI)ストレス下で生存率が10%上昇し,GSH合成酵素の発現が減少した。レーザ共焦点顕微鏡によりGFP-YieF融合蛋白質を追跡したところ,YieFは細胞内の核内と細胞質の両方に局在していた。これらの結果をまとめると,本研究では哺乳類細胞HepG2に導入した原核生物Cr(VI)還元遺伝子yieFの発現によりクロム酸塩耐性が強化されることを成功裡に実証し,これによりCr(VI)解毒作用の新知見を提供した。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
酵素一般  ,  遺伝子発現  ,  金属及び金属化合物の毒性  ,  解毒薬 

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