文献
J-GLOBAL ID:201502217398357042   整理番号:15A0876698

ナノ粒子遺伝子治療薬送達の評価での前立腺癌骨転移をシミュレートするコラーゲン系足場の使用

The use of collagen-based scaffolds to simulate prostate cancer bone metastases with potential for evaluating delivery of nanoparticulate gene therapeutics
著者 (14件):
資料名:
巻: 66  ページ: 53-66  発行年: 2015年10月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
前立腺癌の骨転移は,生存率を少ししか改善できない現在の治療を行った男性の癌関連死の主な原因である。前立腺癌の遺伝的基礎の理解の進歩は,転移性疾患を治療できる遺伝子ベース医薬の開発の機会を提供する。本研究の目的は,コラーゲン系足場を用いて前立腺癌骨転移の3D細胞培養モデルを確立し,このモデルの特徴を明らかにし,さらに骨転移を標的とするよう設計された遺伝子治療薬の送達の評価におけるこのモデルの潜在力を評価することである。二種の前立腺癌細胞株(PC3とLNCaP)を2D標準培地で培養し,三種の異なるコラーゲン系足場(コラーゲンとグリコサミノグリカンまたはナノヒドロキシアパタイトのいずれかを含むコラーゲン複合材料)上での3D細胞増殖と比較した。3Dモデルの細胞増殖,生存率およびマトリクスメタロプロテイナーゼ(MMP)酵素および前立腺特異抗原(PSA)分泌の特徴を明らかにした。ドセタキセル治療に対する化学感受性を3Dと2Dにより比較評価した。修飾シクロデキストリンを用いて処方したsiRNAを含むナノ粒子(NP)を足場上の細胞に送達し,遺伝子サイレンシングを定量した。どちらの前立腺癌細胞株も足場上で活発に浸潤し,増殖した。3D細胞培養はPC3細胞でのMMP1とMMP9の分泌レベルの低下をもたらした。対照的に3D増殖させたLNCaP細胞は,特にコラーゲンとグリコサミノグリカンからなる足場上でPSA分泌レベルの上昇を示した。3D増殖させた両細胞株はドセタキセル治療に対する抵抗性の増加を示した。シクロデキストリンsiRNAナノ粒子は,3Dモデルで細胞取込を実現し,内在性GAPDH遺伝子をノックダウンした。結論すると,前立腺癌骨転移の新規3D細胞培養モデルの開発が,初めて3D in vitroモデルでの遺伝子治療薬の送達の成功をもたらした。このモデルのさらなる強化は,前立腺癌の病因を解明し,また前立腺癌治療のための骨微小環境に浸透可能な効果的治療法の設計を加速するのにも役立つであろう。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
医用素材  ,  腫ようの薬物療法  ,  生物学的機能  ,  基礎治療学 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る